建築設計業務を支援する、建築設計AIプラットフォーム”Tektome”のβ版を提供開始
建築設計AIプラットフォーム”Tektome”
“Tektome”は、データの構築から活用まで実現する建築設計AIプラットフォームであり、クラウド型サービスです。
最先端のLLMと画像解析技術を活用することで、建築設計データと熟練技術者のノウハウを集約したデータベースを構築し、データベースから技能を引き出すAIの活用により建築設計業務の効率化を実現します。
“Tektome”の開発背景
日本の建設業界においては、時間外労働の上限規制と熟練技術の離職によりDXの流れが加速しており、BIM技術等の導入により、作業員の工数が大幅に軽減されるなど、生産性の向上を実現しております。
一方、過去の図面データや品質トラブルなどの知見を活用したデータドリブンな建設設計においては、未だ多くの企業が実現ができていません。
過去の知見の活用には、過去図面データ等のデータ整備と、それを柔軟に活用できる環境が必要とされます。
しかし、現状ではデータの電子化と活用に壁があり、データドリブンな設計の普及と実用化において大きな障壁となっています。
テクトムは、これまでのソリューション開発やR&Dで培った言語解析AIと画像認識AIに関する高度な技術を用い、より多くの企業がLLMを用いたデータ処理、自動設計、品質確認が可能なプロダクトの開発に取り組んできました。
それらの技術を活用した建築設計AIプラットフォーム”Tektome”では、設計建築データを自動抽出し、統合的なデータベースの構築することが可能です。
また、熟練技術者からのノウハウをAIが学習し、自動設計等を実現します。
加えて、プラットフォーム上に蓄積されたデータについて、話し言葉による自然言語対話(FAQ)が可能な機能も実現しました。
サービス名・社名に込めた想いについて
Tektomeは、ギリシャ語で建築家を意味する「tekton」、総体や全体を意味する「ome」を組み合わせた造語です。
この名前を通じて、すべての建築家に向けて、最先端AI技術で建築設計全般の支援と効率化の実現をビジョンとして示しています。