長谷工、独自BIMの統合データベース基盤として、 建築設計AIプラットフォーム「Tektome(テクトム)」を採用
大規模言語モデルを用いた設計作業の効率化・品質チェック強化を実現
建築設計業務のAIソリューション企業である株式会社テクトム(本社:東京都渋谷区、CEO:北村尚紀、以下「当社」)は、株式会社長谷工コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役社長:池上 一夫、以下「長谷工社」)が構築するLLM※1AIシステム(以下「長谷工AIシステム」)の基盤に、当社の建築設計AIプラットフォーム「Tektome(テクトム)」※2が採用されたことをお知らせします。
当社が提供する建築設計AIプラットフォーム「Tektome」は、建築設計に関するあらゆる非構造化データから構造化データを構築することが可能なAIプラットフォームです。設計者は日本語のプロンプト指示により、従来のシステムより簡易に素早く、そして正確に建築設計に関する構造化データベースを構築することができます。
「Tektome」上に構築される長谷工AIシステムは、「長谷工版BIM※3」を活用した長谷工社のさらなるDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を目的とするものです。①「長谷工版BIM」が保有するデータと、BIMの外に保有する各種データを統合したデータベースの構築、②設計仕様データを利用した品質チェック機能の構築、③言語指示による自動設計機能の構築を段階的に進めることで、設計者のデータ入力および図面チェックに要する時間の50%削減を目指します。
当社は、建築設計AIプラットフォーム「Tektome」の研究開発を進めるとともに、長谷工社と共同で長谷工AIシステムの研究開発を推進し、人の手による作業がAIによる作業に移管され、人がやるべき仕事を効率的に行える環境を実現します。
※1…LLM:「人間の自然言語を理解・処理・生成すること」に特化したAI(LLM:Large Language Model)
※2…建築設計AIプラットフォーム「Tektome」:建築設計データの統合管理、構造化、AI活用を実現する統合プラットフォーム
※3…長谷工版BIM:長谷工独自のマンションに特化した三次元建物モデル(BIM:Building Information Modeling)
【「Tektome」×長谷工版BIM イメージ図】
【株式会社テクトム 会社概要】
テクトムは、建築設計AIプラットフォーム「Tektome(テクトム)」を提供するAIソリューション企業です。建築設計に関するAIの研究開発・製品開発を進め、蓄積された膨大な設計ノウハウから熟練者の技能を引き出すことで、建設DXの実現を支援していきます。